2010年06月19日

自分との戦いを語る

 試合前、最も緊張、プレッシャー、恐怖で狂いそうになったのはデビュー戦ではなく第二戦目。

これは多くの人が同じ意見だと思う。

デビュー戦は何もかも初めてでよくわからない。
食事、減量、試合前の練習メニュー、調整方法など、わからないなりに考えてやった。
今になって考えるとめちゃくちゃ。よくあんなやり方でやったと思う。

そして試合前計量の会場に行ったときの異様な殺気立った雰囲気。
試合のリングに上がるときの逃げ出したくなる気持ち。
相手と向かい合ったときの恐怖。

こういったもう二度と味わいたくないようなことを次から次へと経験させられる。

当然、脳みそはいやなことやつらいことは頭の隅に押し込めるようにできてるから、いいことばかりクローズアップされて残る。

そして二戦目が決まる。
そうすると徐々にデビュー戦の記憶が映り出されてくる。
試合前の制限された毎日の生活、どんなに体だるくなっても、どんどんハードにしていく練習、試合直前、自分の出番を待っている時の逃げ出したい気持ち、リングに上がってしまった時の絶望感、開始ゴング鳴って相手と向かい合っている恐怖、次から次へとよみがえって襲ってくる。

毎日襲ってくる。

これが自分との戦い。


posted by kiuchi at 12:37| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月08日

青春を語る

 6/6(日)平塚、湘南RYUJYUを沸かせた梅野さんが、早くも練習再開した。

47歳からの初挑戦は、偉大なことを教えてくれた。

向上心持って一生懸命練習し、とにかくボクシングに情熱を注いだ。
勝手に限界という壁を作らずに自分の可能性を信じ、立派に戦ったということを、今一度改めて深く考えてみたい。

”向上心、一生懸命、情熱、自分を信じる”

そう、これはまさに、青春そのもの。

梅野さんは今、そこらの10代、20代よりも、はるかに青春ど真ん中を謳歌している。

ボクシングには、いくら年を重ねようがこういったことをさせる魔力がある。

ボクシングとは、永遠の青春だ。


posted by kiuchi at 23:43| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウェイトを語る

 この前の日曜日、平塚で重量級の怖さを再確認させられた。

体格に見合った階級でやらないと、本当に危険。

無駄なものをそぎ落とし、できる限り水分絞り、神経が敏感になって、考えて動くんじゃなくて反応で動くようになって、試合をする。
反応で敏感に動く基本は足腰。
朝ロードワークしっかりやってないと、反応に体がついてこない。ついてこれる体をつくらなければならない。

いちいち理由は言わないけど、ロードワークは朝。

ジムワーク、朝ロードワーク、食事、やることやって、合った階級を決めていく。

自分自身タイやシンガポールで、4kgとか5kgぐらい重い相手と試合したりしたけど、こういう時はほとんど一発で倒された。




posted by kiuchi at 14:36| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

減量の苦しさ度合いを語る

 日本、海外合わせて40回以上減量を経験した。

でもその時の苦しさは思い出せない。

確かにやってる最中は、苦しかった。

ドブの水でもおいしそうに見えた。
俺はなんでこんなことやってるんだろうと思った。
夢で水をがぶ飲みしてることもあった。
1999年にやってるときは、今すぐノストラダムスの予言的中して世界滅びてくれと思った。

でも計量終わって水飲んだ瞬間から、今までやっていた減量の苦しみは忘れてしまい、もう思い出すことはできなくなる。

「減量はたいしたことなかった。」なんて言ってたりもする。
それは決して強がりで言ってるわけじゃなく、苦しかった思いが頭から飛んでしまい、本当にたいしたことじゃなかったんじゃないだろうか、と思えてきてるから。

今でももう一度減量すれば、どれだけ苦しかったか思い出すだろうけど、やだ。



posted by kiuchi at 14:18| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

減量さえなければ を語る

 減量さえなければボクシングほど楽しいものはない、というようなことをよく聞く。

他にも、これさえなければもっといいのに、と思ったものがボクシングにはたくさんある。

たとえば試合中のインターバルがそう。
3分戦って1分休みの、この1分。

張りつめていた緊張感、集中力がここで一旦切れる。

1分後、また恐怖の地獄のリングに踏み出していくという、清水の舞台から飛び降りる的な決意をラウンド毎にしなくてはならない。

そして開始ゴング鳴った瞬間に緊張感、集中力を最高点までもっていくことができなければ、ジ・エンド。



posted by kiuchi at 23:11| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

ボクシング二週間前を語る 

 須江と坂井は試合まであと二週間。

この二週間前というのは、試合が始まったようなもの。ゴングが鳴ったと思っていい。

本格的な水への飢えが始まる。そして、水をガマンしてしっかり食べなくては勝てない。

水への飢えと戦いながら練習は上げていく。平常心でハードに。

水への飢えをガマンしてしっかり食べなくてはいけなくて、平常心でガンガン練習するというのは、相当な精神力がいる。

壮絶な自分との戦い。これに勝って初めて、プロのリングに立つ資格ができる。


posted by kiuchi at 12:26| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

ボクシング 計量の思い出

 現役時代、計量一回でパスしなかったことがある。
当時は、今の試合前日計量と違って、試合当日計量。
リミットジャストでパスするはずだったのに、なぜか150gぐらいオーバー。
なんでなのか理解できなかったけど、ダメなものはダメ。
数分後に飲めるはずだった水が遠のき、絶望的な心境だった。水が遠ざかっていく。
1時間後に再計量するから、それまでに落としてきてと言われた。
 しょうがない。東京ドームの周りを走った。水のことだけを考えて走った。水、水、水。
二回目無事計量パス。
果てしなく遠かった、水への道のりにたどり着いた。


posted by kiuchi at 12:17| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

ボクシングを語る ガマン

 減量で喉が渇いて気が狂いそう。便器の中の水でもドブの水でもとにかくなんでもいいから飲みたい。
こんな時どうすればいいか。
”ガマン”する。

 何があっても普通の顔して毎日早朝ロードワーク、昼間仕事、夜ジムワーク。

 ガマンとは相対的なもの。
自分がガマンの限界を超えている思っている事でも、それと同じ事をガマンしている人、ガマンした人はいくらでもいる。
その事をガマンと思ってさえいない人もいる。
 
posted by kiuchi at 13:10| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ボクシング 最低限を語る 

 本格的にボクシングをやるなら最低限やらなければならないことは、週6日のロードワーク。
これができなければボクサーになる資格はない。
酒、たばこ、夜遊びガンガンやっても毎日ロードワークしている人と、これらを全くやらないけど、走ったり走らなかったりの人とでは、どちらがボクサーといえるか。
100対0で前者の圧勝。後者は資格なし。
ロードワークはスタミナをつけるためでも、足腰を鍛えるためにやるわけでもない。そんなものはほんのごく一部。
肉体的、反射神経、感と勘、精神力、耐久力、全ての基礎の土台。
この土台の上に、ジムワークでたくさんさまざまなものを積み上げていく。
でもはっきりいって4回戦ぐらいなら、人によってはさぼっても何とかなってしまうかもしれない。
これで勘違いして、上いって通用しなくなるというケースは多い。
posted by kiuchi at 12:00| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

ボクシング 上達を語る

 ボクシングの上達を実感する時はいろいろある。
シャドーで踏み込みがスムーズにできるようになる。コンビネーションが打てるようになる。サンドバッグ打つとズッシリ手ごたえある。サンドバッグにどんどん続けてパンチ打っても揺れが小さい。ミット打つ音がパーンと響く。
まだまだ細かいこと言ったらキリがないぐらいたくさんある。
練習続けていれば少しずつ何か上達していく。この積み重ねが大きい上達。うまくなる、強くなるということ。
posted by kiuchi at 21:47| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月01日

ボクシング 怒られそうなことを語る。

 試合開始のゴングが鳴り、対戦相手と拳を交える。
やばい。明らかに自分より格上だ。勝てないと悟ったときどうするか。
それはまず、勝つのはあきらめる。そして判定負けすることにする。こんなこと言うと怒られそう。
でもそのためには意地でも倒れてはいけない。KO負けはNGとする。何度意識飛ぶパンチもらっても倒れないことに決める。
プロだから。
posted by kiuchi at 22:12| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月29日

ボクシング 試合で勝つためにを語る

 ボクシングの奥深さは人間が相手ということにある。
そして試合で同じ相手と二度戦うことはまずない。たまにあるけどほとんどない。
得意の戦い方、戦法、パンチが、ある相手によっては全く通用しない場合もある。
これを言ったらおしまいだけど、要は相手が上。
勝つために必要なもの。集中力、反射神経、カン、これらを試合中常にいつもピリピリしていられる精神力、それに反射反応できる体。
これらで相手の上に立つには、しつこいけど練習。相手より上の練習。質の高い練習。
強い相手は、周りからバカにされるような地味で面白くもないことを我慢して続けて練習してる。
posted by kiuchi at 08:52| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月28日

ボクシングの流れを語る

 普通プロテストといわれるのはC級ライセンス取得のテスト。これを取ると4回戦の試合ができる。ここで4勝するとコミッションにB級ライセンスを申請でき、許可されれば6回戦。ここまではいい。しかしここで大勢の選手が壁にぶち当たる。全員4回戦を突破してきた者同士。才能ある者、なくても相当頑張り努力してきた者ばかり。
ここで2勝すれば同様の手続きを経て8回戦昇格となる。
そして10回戦、ランキング入り、チャンピオンへと続く。
個人的に選手には全員新人王を狙わせたい。ボクシングの醍醐味、チャンピオンへの登竜門、一度はこれを狙って青春全てをぶつける。これ以上ない素晴らしさ。
posted by kiuchi at 12:34| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月27日

ボクシング練習を語る

 ボクシングの試合勝つには練習の積み重ねしかない。
あきらめずにコツコツやる。ひたすらコツコツ投げずにやる。
数か月毎日一生懸命やり、それでもダメな場合はトレーナーとやり方を考え直す必要がある。それでも今までやってきたことは無駄にはならない。
天才でもない限り始めからうまくいくことなんてない。そこで早々にやめてしまったら進歩はない。
スパーリングやってもあまり強くない、周りからは地味なことばかりやってるなあとか、まだ入りたての練習生だなとか、あまりカッコ良くないと思われる。
うまくいかないことをできるように練習してるんだから当たり前。
ひたすらあきらめずにやり、試合で無意識にこれが出る。この積み重ねが勝利へと導く。
posted by kiuchi at 15:10| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

少しボクシングを語る

 試合でいいパンチをもらうと視界が真白になり頭全体がビリビリビリとしびれる。
忘れもしないデビューして四試合目、初めてまともにパンチもらった。スパーリングで味わったことない感覚だったからやばかった。初めて試合の厳しさを感じた。
スパーリングでも100回以上スパーリングすれば一回ぐらいこのビリビリビリを味わうかもしれない。
とにかく試合でまともにパンチをもらうということは、練習でもらうのとは異次元の世界。
練習で試合用8オンス使えば同じ感覚が得られるのかというと、それも違う。
パンチは一発ももらってはいけない。当たり前だけど、練習でこれを常に頭に入れておいてほしい。
posted by kiuchi at 12:22| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

今日もボクシングを熱く語る

 今、ボクシングといえども根性とか気合い、我慢、忍耐とかいう言葉を使いたくない。ちょっと気恥ずかしいし、なぜか禁句のようになっている。
でもどうしてもこの言葉抜きでは語れないものがある。
それは減量。
減量は体重を落とせばいいというものではない。あくまで最大限に自分の力をひきだせるようにするもの。通常では隠れているような潜在能力までもフルに呼び起す。普段見えないものまで見えるようにする。
試合では心眼が使え、体は自動で勝手に動き、気づいたら試合は終わっている。
ということは人間を超える。
大袈裟かもしれないけど、減量はこの気持ちでやる。
減量で何が辛いのかというと、食べなくてはいけないこと。
これは意外に思われるかもしれない。
楽なのは水分をとって食べる分を減らすこと。これを選んだら負け。でも相手もこれを選んでることは多い。その場合は五分。
辛いのは水分をとらず食べること。こっちを選ばなくてはならない。といってもこれだと食べ物がのどを通らず胃に落ちなくなるから、牛乳や100%ジュースなどを一杯用意して少しずつ湿らせながら食べる。
練習はもちろんプロとしてハードにやる。
体はだるく疲れはとれず気力もわかなくなる。水への飢えで夜もよく眠れない。でもプロだからやる。
必要なのは根性気合い忍耐などそういうこと。


posted by kiuchi at 12:15| Comment(0) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月20日

ボクシングを熱く語る

 ボクシングの試合は反射の競技。実力差があれば考え工夫ながら試合を組み立てていくこともできる。狙ってカウンターもとれるかもしれない。
でも同じ実力同士の者がやる場合はそんなこといってる場合じゃない。狙ったパンチなんて当たらない。一瞬の判断で打つというのもあるけど、ほとんどは一瞬でも判断してる時間があればもう当たらない。反射で打つ。
ディフェンスもそう。パンチを動体視力で見てよけるなんてありえない。相手がパンチを出す瞬間にはもうわかってないとないと間に合わない。それは相手の全体的な動きからカンで察知する。そして勝手に体がパンチをよけていなければならない。
どうすればこの反射で体が動くようになるのかというと、コツコツとした地道な練習の積み重ねしかない。一つ一ついうとキリがないけど、たとえばシャドーボクシング。相手をイメージして地味な動作、パターンをひたすらやる。とにかく近道はない。
つまり試合の時はゴング鳴ったら余計なことは考えない。全ては自分を信じ、自分にまかせ、自分に頼る。
自分に自信を持てるような練習することが勝ちにつながる。
ただし今まで語ってきたことを全てチャラにしてくれるような天才はいる。例外。
posted by kiuchi at 13:21| Comment(2) | ボクシングを語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする