41歳の時、タイでプロボクシングデビューし、それからおやじファイトチャンピオンにもなった ”伝説の男” 細山さんに話を聞いた。
私 「ボクシングを始めたきっかけは何ですか?」
細山 「子供の頃 ”あしたのジョー” が好きで、やってみたいという気持ちはずっとありました。」
私 「やっぱ、”あしたのジョー” の影響ってすごいですね。」
細山 「小学生の頃、池袋に映画見に行ったんです。 もうすごい行列で、やたら長い時間並んで待った記憶があります。」
私 「そんなに人気あったんですね。」
細山 「大人気でした。野球少年でしたが、それでボクシングも憧れていました。」
私 「それでここに入門したのは39歳でしたね。 どうしてその時やろうと思いましたか?」
細山 「体を動かすことをしたかったんです。 ゴルフをやろうと思って、何度かやってはみたんですが、どうも馴染めませんでした。 そこで、こんな近くにボクシングジムがあったんです。 昔からの気持ちに火が付き、始めました。」
私 「どこまでやろうと思って、ここに入りましたか?」
細山 「最初は試合やるなんて、考えてもみませんでした。 体動かせればいいな、ぐらいで。」
私 「それが41歳にして、プロの年齢制限がないタイまで行って、あのラジャダムヌンスタジアムで4回戦やってしまったんですね。 ドローという立派な結果を残しました。」
細山 「あんな経験できたことは夢のようで、大きな財産です。 ボクシングやって良かったと思います。 ゴルフじゃなくて。」
私 「そうそういないでしょうね。 相当怖かったんじゃないですか?」
細山 「いや、もう何が何だかわかりませんでした。 どうゆうもんなのかも、わけわからなくて、とにかくやったという感じです。」
私 「とにかく、あれは大きな誇りでしょう。 言ってもなかなか信じてもらえないぐらい、すごいことです。」
細山 「今またやれとなったら、怖くてダメでしょうけど。」
私 「そしておやじファイトの方はどうです? チャンピオンになって、防衛戦がなかなか決まらなかった挙句にベルト返上でしたね。」
細山 「今のところモチベーションがあまりないですね。 これからもスパーリング大会などには出て行きます。 おやじファイトは、50歳になってからまた考えます。」
posted by kiuchi at 12:20|
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