2023年06月06日

吉野ヶ里遺跡再発掘

昨年、吉野ヶ里遺跡に行った。

そこで見たのは、邪馬台国そのものだった。

魏志倭人伝に記された邪馬台国の姿があった。

高い物見櫓、巨大な祭殿、竪穴式住居、高床式倉庫など、様々な建物があり、城柵、堀に囲まれた広大な環濠都市。

ここに来たことで、邪馬台国の場所は、自分の中では確定した。

少なくとも魏志倭人伝に書かれている邪馬台国は、吉野ヶ里のことだ。

もちろんその後、都を移したりする遷都もあるだろうし、いつまでもそこが邪馬台国の中心部なわけはない。

肝心なのは、女王卑弥呼のいた場所がそこということだ。


問題は、丘の上にある、歴代王の墓といわれる北墳丘墓の時代だ。

弥生時代前期から中期と、後期の卑弥呼より時代が早い。


しかし、その隣の更に高い場所に、まだ未発掘の「謎のエリア」があった。

そこは神社があったため、今まで手がつけられずにいたのだった。

ところが神社が移転し、昨年ついに謎のエリアが発掘されることになった。

すると弥生時代後期、卑弥呼の時代の甕棺が続々と出てきた。

そして一番高い見晴らしのいい場所に、独立した石棺墓が見つかった。

これこそ卑弥呼の墓だ!、と興奮してしまった。

その石棺墓のフタが昨日、開けられた。

中は土砂で埋まってたということなので、形の残ってるものは少ないかもしれない。

これから調査を進めていって、何がわかってくるか。

夢が膨らむ。



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posted by kiuchi at 16:13| 邪馬台国 | 更新情報をチェックする