2010年10月20日

妄想日記 ノースバンクーバー2

 ノースバンクーバーは自然豊かで、散歩が気持ちいい。

何気なく木漏れ日の下を歩いていると、いつの間にか静寂な山道に入っていた。

近くに水が落ちる音が聞こえる。

滝でもあるのかもしれない。

BGMに鳥のさえずりを聞きながら、音のする方へ歩いて行った。

ゴーっという音が段々大きくなる。

目の前がパーっと開けたと思ったら、それほど落差大きくはないけれど、水量豊富な滝が水しぶきを上げていた。

けっこうな距離歩いて火照った体が、マイナスイオンに包まれる爽快感はたまらない。

しびれるぐらい冷たい水を飲んでみると、今まで飲んだどんな水よりもおいしい。

スカっと生き返る。

岩に腰を下ろし、少し休もうとしたその時だった。

草むらの陰にグレーの毛が見えた。 こんな所だから、自然の動物天国だろう。

何だろう。 うさぎにしちゃでかすぎる。 っていうかかなりでかいぞ。

突然その生き物がこっちを振り向き、目が合った。 まさか!

そのまさかだった。

ゆっくり草むらから出してきた体は、予想よりはるかに巨大だった。 

噂に聞いていた、北米に生息する大型で危険な猛獣、グリズリーだ。

どうすればいいんだ。 ここで死ぬのか。 いや、あきらめたらそれまでだ。

こういう時こそ冷静になれ。 冷静にしっかりと状況を見極めるんだ。 そうすれば道は開ける。

もはや自分だけが頼りだった。

 
  続く





 
posted by kiuchi at 14:36| Comment(0) | 妄想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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